味付けに一つまみの塩をかけただけの、完璧な焼き上がりのステーキに対する不健康ともとれる情熱を持つ私にとって、「塩振りおじさん」が情熱こめて肉の塊をどんなに叩いてもいっさい変だとは思いません。ステーキとは結局のところ愛そのものなのです。そして「大きな心」なんて言葉をレストランの名前に入れて、ステーキに対する愛情を表現する以上にましな方法があるでしょうか。まさにその通り。ステーキハウス・ビッグハートは余分なものなど一切無い、魚介類とステーキのレストランです。

確かに店舗は最高とは言えませんが、最悪というわけでもありません。ランチタイムの混雑に合わせ、安っぽい透明のビニールで覆われたテーブル、木の椅子、座卓のある小上がりの間があるという典型的な内装です。メニューに関しては、ステーキがあり、ステーキがあり…、そうステーキなのです。まあ冗談はこれぐらいにして、メニューの大部分はステーキですが、ロブスター(旨い)に、ホタテに、エビフライなど他のメニューからも選べます。特にステーキを食べたいわけでは、というあなたには、トンカツもあります。確か今でもハンバーグか何か、他の肉料理とのコンボプレートになっていると思います。殆どのセットメニューには、よくあるように、フライドポテトとコーンと人参が添えられ、ライスも付いてきます。私は食べてみる事ができませんでしたが、ライスはガーリックライスに変更することもでき、とても美味しそうでした。そうそう、ビールもあります。飲み物は、中ジョッキの生ビール、ワイン、ジュースまたはアイスティーから選べます。オレンジのフローズンドリンクをデザートと考えられるならいいですが、残念ながらデザートのメニューは充実していません。

ステーキハウス・ビッグハートは、即座にリーズナブルにステーキに対する欲求を満たしてくれるような所です。それぞれセットメニューの価格は¥2,000から¥3,000。沖縄に4店舗ありますが、個人的には具志川店がベストだと思います。嘉手納基地第2ゲートから、330号線のコザ・ミュージックタウンの交差点を左折し、キャンプ・コートニーに向かいます。8号線を渡ってすぐのビッグ1の店舗が見えるまで進み、左折します。するとビッグ・ハート入口前の駐車場が見えるでしょう。

ステーキハウス ビッグハート