バカンスに行ったら、手ぶらで帰るわけにはいきませんよね。日本では特に「お土産」としてその土地のものを持ち帰ることが風習になっています。お土産は訪れた土地を感じてもらうだけではなく、いつもの感謝の気持ちを表すある種贈り物のひとつの形とも言えるでしょう。これは旅行の時だけでなく、引っ越し先のご近所さんへ、元職場をたずねる際、久しぶりに会う友人に、いろいろなシチュエーションで「お土産(手土産)」は活躍します。今回は、沖縄の人気お土産をご紹介します。

紅芋チーズタルト

紅芋は何といっても沖縄土産のトップにランキングするアイテム。沖縄に来るとどこかで必ずこの紫色の芋に出会っているはずです。この人気から紅芋は、アイスクリーム、プレッツェル、ウエハース、大福、チーズケーキ、フェイスクリームまで、あらゆるジャンルでお土産品に加工されていますが、その中でも私のお気に入りはこのパブロの紅芋チーズケーキです。なめらかな紅芋ペーストで彩られたケーキの中にはクリームがたっぷり。まさに天にも昇る味…。国際通りのチーズタルト専門店 パブロ で購入することができます。

琉球ガラス

本当に心からの感謝の気持ちを伝えたいなら、ちょっと時間をかけて特別なものを贈ってみませんか?実は琉球文化に深く根付いているお土産、そのひとつが琉球ガラスです。通常の半透明のガラスを鮮やかな色と混ぜることにより普通のガラスより装飾性が高くなり、目にも楽しいお土産に。琉球ガラスを贈ること自体も特別なことですが、贈る方も、ガラス職人が熱したガラスの塊を慎重にひとつの芸術作品に生まれ変わらせる過程を楽しむことができます。追加料金を払えば自分で吹いて作ることも可能。ガラス吹きはいろいろなところで体験できますが、中でも人気なのは琉球ガラス村です。ウェブサイトはこちら:https://www.ryukyu-glass.co.jp.

石垣牛

ちょっと贅沢なお土産に石垣牛はいかがですか?もちろん、石垣牛というからには石垣島から買ってくるのがベストですが、沖縄本島でも手に入ります。石垣牛の人気の秘密は何といってもその「サシ」。八重山地方で生産されるこの石垣牛は、その名を冠するためにサシの割合を一頭一頭厳しくチェックされます。チェックをパスした石垣牛はその証が認証シールに示されているのです。空港で購入することもできますが、牧志市場や国際通りへ行って探してみては。石垣牛についてはこちら:http://www.ishigakigyu.com.

ハブ酒

次に少し変わり種をご紹介します。それは、「ハブ酒」(ハブ酒の話をする度に、「え、じゃぁお酒には毒が入ってるの?」と毎回聞かれます…)。これは、読んで字のごとく毒蛇であるハブがまるまる一匹泡盛に漬けてあるものです。毒はアルコールで分解されますので安心して飲むことができますよ。私が思うに、ハブは見た目のインパクトのために入れているだけであって、味には何ら影響はないと思います。試飲してみた時に焼けるような感じを胸に感じましたが、ハブ酒というより泡盛のせいだったのかもしれません。ハブ酒は、国際通りのお土産屋さんや北谷のデポアイランドで購入可能です。また、動物持ち込み規制の厳しい地域でも持ち帰りができるよう、ハブが入っていないミニチュアボトルもあります。

チラガー

最後に、「友達だけど何かいけ好かない」という人へ最適のお土産をご紹介。それがこちら、「チラガー」。つまり、豚の顔です。沖縄の珍味であり大変美味である一方、「豚の顔」をお土産に、とはなかなかパンチが効いているんじゃないでしょうか?また、豚の顔の食べ方を見られるのもなかなか興味深い体験です(やはり耳からでしょうか?)何にしても、最高のお土産だと思います。チラガーはかなりポピュラーで多くのお土産屋さんで見かけることができますが、ライカムショッピングモールでも購入することができます。国際通りやデポアイランドにもありますよ。