冬と言えば、冬休みにクリスマスやお正月…などが思い浮かびますが、沖縄ではまたマラソンシーズンの幕開けでもあります。沖縄は国内でも有数の景勝地として有名ですが、毎年世界中から驚くほどのランナーが集まる地でもあるのです。そのランナーたちは、今や「死ぬまでにやりたいことリスト」に数えられることも多い大きな目標に向かって、一年中トレーニングに励んでいます。それは、「フルマラソン完走」。そして沖縄では毎年マラソン大会やランイベントが開催されており、体力的にはキツいものの、沿道からの声援やユニークな仮装で参加する人たちなどがイベントを盛り上げています。今回は、ランニングマニアなら必ず参加したい主要なイベントをいくつかご紹介します。

NAHAマラソン

沖縄県内でも最も人気のあるマラソン大会であるNAHAマラソンは、通常参加者が3万人に制限されています。沖縄の県庁所在地である那覇は平常時でも交通渋滞が多く、ここまで大きな規模のマラソン大会になると主要道路を封鎖しなければならないため、上限を設ける必要があるのです。このフルマラソン大会ではまた、レースに慣れた参加者たちが思い思いの仮装をして参加し、他の参加者の笑いを誘い疲れを吹き飛ばしています。また沿道の観衆もあたたかく迎えてくれ、全く知らない人から応援してもらったり、フルーツや飴、筋肉マッサージクリームまで渡してくれることも珍しいことではありません。参加登録やコース詳細はこちらのウェブサイトをチェック:http://www.naha-marathon.jp/en/

おきなわマラソン

その大会名からわかるように、おきなわマラソンは琉球の島のマラソンイベントを代表する心とも言える大会です。NAHAマラソンと少し違うのは、おきなわマラソンはよりリラックスした雰囲気で、家族での参加も大歓迎。フルマラソンの他にはハーフマラソンや10kmランなど、初心者ランナーにも挑戦しやすいレースもあります。コースには運動公園や勝連城址など沖縄らしい場所も含まれており、またコースの一部は嘉手納空軍基地内を通ることでも人気。沖縄に来てすぐにチャレンジするならおすすめのレースです。登録はこちらから:http://okinawa-marathon.com/

あやはし海中ロードレース

ハーフマラソンと10㎞レースしかないあやはし海中ロードレースですが、このレースのみどころはそのコース。ほとんど全コースが、沖縄本島と浜比嘉島などの離島をつなぐ海中道路になっており、まさに「海の中」を走っているかのよう。レースは橋のたもとから始まり、いちばん先まで行って戻ってくるのが10㎞レースです。橋のすぐ横には海が広がり、走りながら潮風を感じることができます。このレースはその他のレースより時期が少し遅く4月頃に行われます。詳細はこちら:http://www.i-sam.co.jp/ayahashi_roadrace/

USOオキナワ カラーブラスト5k

このリストの中では最も距離の短いレースですが、それには理由があります。その名の通り、このレースは色彩と楽しさあふれる5㎞のファンレースなのです。このイベントではまず最初に真っ白なTシャツを渡されますが、その白さは残念ながら長続きしません。約500メートルごとにランナーを待ち構える人たちがいて、ランナーにカラーパウダーを浴びせて(というよりぶつけて)きます。また参加者にも好きな色のカラーパウダー2つが渡されますので、ランナー同士でカラーパウダー攻撃をすることもできます。このイベントではメダルや賞状はもらえませんが、オリジナルのカラーで染め上げられたTシャツがなによりの記念品ではないでしょうか。前回のイベントの様子はこちらから:http://okinawa.uso.org/colorblast2018

トップIII 第三回ゾンビラン

ハロウィンの季節に行われるこのゾンビランは、レースというそれ自体がチャレンジであるイベントに、さらに面白さを加えたとても興味深いイベントです。5㎞コース(オプションで10㎞もあり)のこのレースの目的は完走することだけではなく生き残ること!開始時にはライフとして小さな旗のリボンが3つ与えられ、コースにはゾンビやモンスター、チェーンソーを持った殺人者たちが立ちはだかり、参加者のライフを奪おうとします。ライフの残数に関わらずメダルはもらえますが、ライフが全てなくなってしまったらメダルには「感染者」の文字が刻まれてしまいます。ひとつでもライフが残っていれば、「生還者」のメダルがもらえるのです。こわいほど楽しいこのイベントは、RunKadenaが主催し毎年開催されています。ランナー、またはゾンビとしての参加登録はこちら:https://www.facebook.com/runkadena/